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子どもたちの変容

ADHDだけど

NO.029

お尻がずっとムズムズしていた

みんなも校長先生の長い話を聞いたらお尻がムズムズくるやろ、ぼくはそれが授業中ずっとやった。1時間目から6時間目まで、ずっとお尻がムズムズして教室に座ってられなかった…。彼の言葉は切実でした。とにかく教室で授業を聞くことが苦痛だった彼は、しょっちゅう教室を抜け出していたといいます。

なぜ、わかっていいることを聞かないといけないの?

わかっていることの説明をどうして聞かないといけないのか?彼はそこが納得できなかったようです。みんなが同じことを同じペースで学習することの意味がわからなかったといいます。そして教室から抜け出す道中、彼は乗り越えられそうな塀を見つけ、学校からの脱出に成功します。しかしすぐに見つかって叱られ、そのことがきっかけで不登校になりました。

環境が変わると

最初は面談に来ることさえ躊躇していましたが、しばらく経って体験にやってきました。ものすごい集中力で学習に取り組む姿からは、授業中に教室を抜け出そうとしたことは想像できませんでした。自分の学びたいことを、自分のペースで学ぶことができる環境に身をおいたことで、彼が本来持っている力が発揮されるようになったのだと思います。

ADHD

最初は自分の興味あることにだけすごい集中を示していた彼ですが、ゼミや体験活動への参加を通して、他者と協調して行動することを学び始めました。学びの森というコミュニティへの所属感が高まるにつれて、ADHDという診断、協調性に欠けるという彼への評価は変化していきました。

診断を超えて

様々な認知特性を持っている子どもたちがいます。彼らはその特性ゆえに、ある行動が苦手だといわれることがあります。そんな診断を私たちは一旦横に置いて、その子自身と関わります。それは、その子に合った学びの環境をつくることで、その行動パターンが変化することがあるからです。私達はそこにこそ、教育の可能性があると考えているのです。

性別 : 男(京都市)

在籍年齢 : 小6