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日誌

<振り返り>の時間の意味

こんばんは、学びの森のキノシタです。

 

 

 

 

秋が来たと思ったのもつかの間、もう冬の姿がちらつく寒さになってきましたね。

 

 

 

 

今日は学びの森で週に一度おこなっている<振り返り>の意味について考えたことをご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそもなんで今回のブログをこのテーマにしたかといいますと、

 

 

 

 

9月の連休やAOAプロジェクトの連絡などで、<振り返り>の時間が取れていなかったため、

 

 

 

 

久しぶりに<振り返り>をしたときに、これまでとはちょっと違う空気を感じたからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<振り返り>では、「この一週間がその子にとってどういうものだったのか?」というアバウトな問いかけをします。

 

 

 

 

でも「どういうもの」の切り口は、「学習」があったり「生活習慣」があったり「体験」があったり、生徒や話を聞くスタッフによって違っています。

 

 

 

 

これまでは割と「学習」という切り口で話を聞くことが多かったような気がします。

 

 

 

 

なぜなら、学びの森では生徒が自分たちの時間割を自分たちで決めて学習を進めるため、生徒とスタッフの間で合意を形成したり、

 

 

 

 

生徒の要望やスタッフの見立てを踏まえて一人ひとりに合った学習を提案したりする必要があるからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、今回の<振り返り>では、あまり「学習」という切り口の話をしていなかったように思います。

 

 

 

 

「学習」よりもむしろ、「(最近を振り返って)今どんなことを考えているのか」という切り口の話に時間をたっぷり使っていました。

 

 

 

 

それは確かに僕の意図でもありましたが、生徒から出てきたものでもあったと思います。

 

 

 

 

今思い出してみると

 

 

 

 

最近は受験勉強でこんな生活になってる、こんな難しい問題に出会った、ここは得意やけどここは苦手、夜中まで勉強してるから自分の時間がない…

 

 

 

 

とか

 

 

 

 

精神的には安定してるけどお腹の調子が悪い、整体行くのは気持ちがいい、今週は毎日学びの森に来れそうな気がする、身体を冷やさない方法って…

 

 

 

 

とか

 

 

 

 

一つひとつの事柄に対して、こちらに解決を求めている話ではなく、ただ聞いてほしいという話が多かったように思います。

 

 

 

 

一方聞いているほうの僕も、スタッフとして何かアドバイスをしたりすることもなく、ただ話を聞いたり自分が思うことを伝えたりするだけでした。

 

 

 

 

その意味で今回の<振り返り>は、学びの森での学習をより良いものにするための、というよりも、

 

 

 

 

改めて一人ひとりの生徒たちの今を知るための<振り返り>という雰囲気が強かったかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<振り返り>をする大きな目的は、学びの森の内外でのいろいろな体験をことばにする過程で、それを客観的に見るメタレベルの視点を手に入れてもらうことにあります。

 

 

 

 

だからこそ、一人ひとりとたくさん話す時間を設けています。

 

 

 

 

でも、その話のトピックはこちらが何かに限定しようとするのではなく、「生徒たちが話したいこと」を取り上げることが大切だと思いました。

 

 

 

 

<振り返り>には、生徒たちが話したいことを話すことができる関係・時間をつくるという意味もあるんだろうと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学びの森はそのあたりのバランスが取れた環境にしていきたいなと思います。

 

 

 

 

では、また~