日吉へGO!
こんばんは、学びの森のキノシタです。
昨日は<課外活動>の一環として「府民の森 日吉」へ行ってきました。
日吉へ行くのは、もう学びの森の年中行事と言ってもいいかもしれません。
でもやっぱり毎年毎年、少しずつ雰囲気が違うから面白い。
さっそくどんな様子だったのか、お伝えしたいと思います。
今年も昨年と同様、BBQをすることにしました。
朝、亀岡駅に集合し、車で日吉へGO!
途中、二手(お肉部隊と野菜部隊)に分かれて買い出しをしました。
他は分からないんですが、僕の乗った車内は結構盛り上がっていました。
好きな食べ物、嫌いな食べ物、好きなゲーム、好きなゆるキャラ・・・。共通の話題がたくさん出てきます。
普段は教室という空間で、距離が遠かったり、勉強をしていたり、その場の雰囲気で話しかけづらい要素もあるのかもしれません。
休み時間であっても、シー―ーン…としてることもあります。
こちらとしては、間に入ったほうがいいんかな?とか、そもそも関わりたくないんかな?とか色々考えてしまいがちですが、
「蓋を開けてみれば」というか「なんのことはない」というか、話すときは話すんですね。
普段見ている姿から、勝手にあれこれ考えないようにしようと思った瞬間でした。
さて、日吉に到着してからは、火起こし班と調理班に分かれて作業スタートです。
まずは火起こし班。
「どうやったら火つくか考えてやってみ」とだけ伝え、あとは任せました。
すると、
「こうしたほうがいいんじゃない?空気が通るから。」
「でもそれだったらこっちのほうがいいよ。」
「着火剤の位置も考えないと。」
みたいなやりとりが出てきたり
「火がつくように何かで扇いだほうがいいんじゃない?」
「じゃあ交代で扇ごう。」
「あ、僕も扇いでみたい。」
みたいなやりとりが出てきたりして、見ていて面白かったです。
一方調理組はというと…。
テキパキと食材を切っていきます。
みんな普段から手伝ったり、自炊したりしてるのかもしれません。
海老の「背ワタ」をひたすら取り除くという苦行をしている子もいました。
この時にどんなやりとりがあったかまでは分かりませんが、写真を見返していると
なんかいい表情してるなーと思いました。
火起こしもそうですが、自分の生活(生きるということ)に直結するような作業を試行錯誤しながら、
自分たちの手でこなしていくのは、「生きている」という実感を伴うのかもしれません。
そういう実感を伴う何かを、もっと一緒につくっていけたらいいなと思いました。
準備ができたら、あとは焼くのみ!!
焼いてー、焼いてー
焼かれてー、焼いてー
焼いて―、焼き疲れて眠るまでー
焼いて―
盛り付けてからのー
いただきまっす!!
今回は雨天ということもあり、みんなで焼きながら食べることができませんでした。
その結果、スタッフがあれこれ動きすぎたように思います。
何かしらの役割が無いことで、暇を持て余していた生徒もいたようでした。
ついつい口を出したり、手を出したりしてしまう理由は、こちらの都合であることが多いのかもしれません。
こちらの都合で「自分でやる/やりきる」機会を奪ってしまったかなと反省しました。
そのくせ、焼きそばは絶対に自分で焼きたがる大人が一番たちが悪い!!
そう、僕です。
朝から「焼きそばセット(かつおぶし・あおのり・だしの素・天かす)」を自分で用意して持ってきた自分を呪いたくなりました。
でも、みんな美味しいって言ってたし結果オーライってことにしときます。しとかせてください。
締めは焼きマシュマロ。甘いものはやはり別腹のようです。
お腹も満ちたし、次は遊ぶしかない!!!
ということで、片付けをしてくれている人たちを置いて、水鉄砲をすることに。
あ、ちなみにこのとき「ポンポン船」も動くのか試してみましたが、その様子はスピンオフとして後日お伝えします。
これほど着替えを持ってきて/持ってくるように伝えてよかったと思う日はありませんでした。
ブログでもちょろっとお見せした、このハイパー水鉄砲の威力たるや…。
生徒用のおもちゃとは比べものになりません。
まさに雲泥の差。
もう途中から雨で濡れてる以上に水鉄砲で濡れていました。
片付けをしてくれていた生徒たちも集まり、いつの間にか僕のハイパー水鉄砲は生徒のもとへ。
あとは血祭ならぬ水祭にあげられました。
でも正直めちゃくちゃ楽しかったです。買ってよかった。
キャーキャー、ギャーギャー叫びながらみんなと走り回ることができてよかったなと思います。
梅雨があけてもっと暑くなったら、水鉄砲版サバイバルゲームをするのも面白そうです。絶対やろう。
もうこれ以上やったら風邪をひくと思ったので、残りの時間は室内で遊ぶことに。
こちらのグループは大富豪をしていました。
大富豪って「ご当地ルール」みたいなのがたくさんあって、共通のルールでプレイするのが難しいんですよね。
この日もそのルールの違いで、何度かゲームが止まることもありました。
ですが、その都度みんなで確認を取りながら、そのルールを取り入れるかどうかを相談しながらゲームを進めていました。
自分だけが楽しむためのルールではなくて、みんなで楽しむためのルールをどうやってつくっていくのか。
正解のない問いは、こうした日常の中にゴロゴロ転がっています。
生徒たちはその都度ぶつかりながら、その状況をドライブしていっているように見えました。
最近読んだ本の中に、<誰かの靴を履いてみる>という言葉がありました。
「多様性」は良いことばかりではなく、めんどくさいことでもあると思います。
そんな中、とりあえず<誰かの靴を履いてみる>ことでしか見えてこないものもあるんだろうということを生徒の姿を見ていて考えました。
その後、大富豪から「人狼ゲーム」へ移行。
誰かが「人狼ゲームしません?」と言ったことがきっかけで、アプリをダウンロードしたり、ここでもルールを確認し合ったり
スタッフが介入することなく遊び始めたのが新鮮だったので、スッとフェードアウトすることに。
きっと「人狼ゲーム」でも、お互いの靴を履きながら進めていったんだと思います。
一方こちらのグループは、ジェンガとぐらぐらをやっていました。
そこ抜いて大丈夫?!
もう絶対どこも抜けない!やばい!
あーーーーーーー!!!!!!(ガシャーン)
もっと攻めたところに置きーや!
ここまだ置いても大丈夫でしょ?!
あーーーーーー!!!!!!(ガシャーン)
みたいなことが繰り返されていました。
みんな無邪気に遊んでいて、心の底から笑っているようでした。
時間になったので、みんなで記念撮影をして帰路へ。
帰りの車内では、疲れて寝ている生徒もいました。
思い切り遊んで、思い切り笑って、普段とは違う表情や一面を見せてくれた生徒から、今回もたくさん学ぶことがあったように思います。
秋には宿泊込みのイベントも企画してみようかなー。
では、また~