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日誌

小さな変化

 

皆さんこんにちは、学びの森のタナカです。

 

 

突然ですが皆さん、学びの森のwebサイト内、「コンセプト」のページをご覧になったことはおありでしょうか。

 

 

そのページに、「自己変容」という言葉が出てきます。

 

 

 

 

学びの森に通い始めた生徒たちがここでの人間関係の構築や主体的な学びによって元気になり、自信を取り戻し次の進路へ向かい出す過程を見つめていると、「この人、変わってきたな」と思う瞬間が何度かあります。

 

 

そういった小さな変化、変容の積み重ねがあってこそ、大きな「自己変容」が生まれるのだと考えています。

 

 

新年度が始まって2週間が過ぎたここ最近、学びの森に通い始めてまだ日が浅い生徒たちにも、そんな変化が見えてきました。

 

 

 

 

外遊び(※1)の時間に外に出ようとしなかった生徒が、スタッフと一緒に散歩するようになったり。

 

※1…体を動かす機会を持つため、生徒間の交流を図るために月2回設けている、近くの公園でボール遊びなどをして遊ぶ時間

 

 

同じくそれまで外遊びの時間にほとんど一緒に遊ばなかった寡黙な生徒が、ドッヂボールや当て鬼に参加し笑顔を見せるようになったり。

 

 

学びの森に通い始めて間がなく、ずっと緊張した様子だった生徒の肩の力が少し抜けてやわらかい表情が見られるようになったり。

 

 

集団の中での学習に不安があったためゼミの時間は参加していなかった生徒が、「やってみる」と言ってゼミに入るようになったり。

 

 

 

 

こうした変化が起こるまでに必要な時間や起こるタイミングなどは、人によって本当に様々です。

 

 

元々の生徒の状態がそれぞれ全く違うのですから、その後の変化の出方が異なるのは当たり前。

 

 

だからこそ、こうした変化を見つけると「あ、こういうところ少し変わったかも」と意識的に胸に留めておくようにしています。

 

 

 

 

また、こうした小さな変化を見つけ喜んでいた頃からしばらく経ち、より大きな変容を見せた生徒には過去の小さな変化を忘れてしまったり、新しい小さな変化に気づけなかったりしてしまいがちです。でもその小さな変化の積み重ねこそ、彼らが自分自身の力で積み上げてきた確かなもの。

 

 

ここ最近変化を見せている通い始めて間もない生徒たちの姿は、長くここに通う生徒たちの変化を思い出したり、彼らに今起こりつつある変化に気づかせてくれたりする意味でも刺激をくれています。

 

 

 

 

2019年度、始まったばかりの学びの森。

 

 

どんな1年になるのか、生徒たちがどんな風に変わっていくのか、ドキドキであり、楽しみです。