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日誌

あかたさんと話そう

楽しい楽しい連休が終わり、学びの森の日常が再び始まりました。

どっか行って遊んだ話、田舎に帰った話、家でゴロゴロした話…

連休明けは生徒たちの色んな話を聞くことができるので楽しいです。

 

 

 

 

 

連休明けで生徒たちもスタッフも(僕だけ)少し疲れていましたが

それぞれのペースで学習を進めていました。

 

 

 

 

 

さて、今回のブログでは来週14日(月)にある「出前授業」について触れたいと思います。

以前からスタッフのミーティングで、「性教育」の必要性が話し合われていました。

思春期に起こる心身の変化、人間関係の広がり、それに伴う「性」の問題。

 

 

 

 

 

こうしたことを今まで学びの森では、個別に対応してきたようです。

しかし僕は、インターネットやSNSが爆発的に普及していることや

その場その時にいる生徒とスタッフとの関係を考慮すると

個別ではどうしても対応できない部分もあるのではないかと考えました。

そこで、「出前授業」という形で「性教育」を外注してみることにしたのです。

 

 

 

 

 

協力していただいたのは、あかた ちかこ さん。

色々な大学で非常勤講師をしながら、児童自立支援施設で性教育講師をしたり

思春期保健相談士として若者のからだ・性・恋愛相談など、セクシュアルヘルスと

その周辺を専門分野に、学校で生徒や保護者向けの講演、教職員やNGO職員を

対象とした講演や研修をおこなっている方です。

 

 

 

 

 

あかたさんとお話をしたときに印象的だったのは、

 

「恋愛とか結婚とか、別にしなくてもいいこと。でも、どうせするなら幸せな恋愛や結婚してほしい。

じゃあ、どうしたらいいか?それは相手ととことん「話し合う」しかない。」

 

とおっしゃっていたことです。

自分と他者は考え方も、感じ方も、全然違う。

だから関係をつくったり、維持したり、切ったり、もう一度作り直したりするのは難しい。

だから、「話し合う」しかない。当たり前やけど、これってめっちゃ難しい。

 

 

 

 

 

あかたさんの話から、「性教育」は何もセクシュアルな問題について学ぶことではなく

人と人とがどう関係を作っていくか、自分も相手も大切にするってどういうことかを学ぶことなんだなと思いました。

 

 

 

 

 

そして今日、そんなあかたさんの「出前授業」に向けて生徒たちと何をテーマにしたいか話し合いました。

 

 

・結婚って?

・恋愛って?

・好きになるってどういうこと?

・友情と恋愛は違う?

・異性間の友情はありえるの?

・恋愛におけるかけひきって?

・束縛って何や?

・いい大人/親って?

・仲直りの秘訣は?

・セクシュアルマイノリティーの人とどう接したらいいの?

・好きな人ができたらどうする?

・恋愛相手と結婚相手は違う?

・何を目的に恋愛/結婚するん?

・婚活どうしたらええねん

・出会い系はアカン?

・浮気/不倫はアカン?

・ジェンダーのステレオタイプどうにかできないの?

・告白/断り方/別れ方どうしたらいい?

 

 

こうして見ていると、「思春期」にくくれないテーマばかり。

僕自身が真剣に考えなければいけないことも多いなと思いました。

 

 

 

 

 

生徒の素朴な疑問から、本質的な問いや議論が出てくるかもしれません。

あかたさん自身も、フリースクールでやるのは初めてということなので

いったいどんなことになるのか今から楽しみです。